サンド富澤が伝える震災“体験本” メディア伝えない逸話紹介
オリコン 3月11日(火)19時34分配信
宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけしが、10日付の自身のブログで、震災直後に命をかけて被災地で活動していた人々の体験本を紹介している。
サンドウィッチマン、被災地は「まだ大丈夫じゃない」
気仙沼でのロケ中に震災に被災したことでも知られる富澤は、震災から3年が経つタイミングで「当時、最前線を耐え抜いた方々の話は沢山本にもなっています」と綴り、『津波をこえたひまわりさん~小さな連絡船で大島を救った菅原進~』と『家族のもとへ、あなたを帰す~東日本大震災犠牲者約1万9000名、歯科医師たちの身元究明~』の2冊を紹介。
『津波をこえたひまわりさん~』は、気仙沼と大島を行き来する連絡船「ひまわり」を運転していた菅原進さんの体験談で、地震当日に津波が押し寄せる中、救命胴衣も付けずに運転しただけでなく、震災2日後からお金もとらずに運行。生まれたばかりの赤ちゃんを抱いた女性を乗せた際には、「みんなにお願いがあります。この赤ちゃんを優先して乗せてやるけど、ゆるしてほしいんだ。おれは、えらい人も有名人も、みんな同じに乗ってもらいたい。でも、この赤ちゃんは、おれたち大人が守ってやらないと、つぶれてしまうほどふにゃふにゃなんだ。特別あつかいさせてくれ。」と乗客らに呼びかけたエピソードなどが語られており、富澤は「この本は漢字も少なく、子供にも読める本です。学校の図書館などに置いてほしい一冊」としている。
もう一冊の『家族のもとへ、あなたを帰す~』は、膨大な犠牲者が名前を取り戻し、家族のもとに帰ることができた裏側に歯科医師たちの活躍があったことを紹介するもの。さまざまな形の犠牲者を一体一体丁寧に歯科所見をとり続け、身元を明らかにして家族のもとに帰そうとした歯科医師たちの証言が綴られている。さらに、彼らが余震などが続くなか活動できた影には、命がけで守ろうとする福島県警の支えがあったことも伝えている。
富澤は「これも一部ですが、なかなかメディアでは伝えられない、最前線の歯科医師たちの闘いを知ることができます」と明かし、「今後の防災に活かしていくことが、亡くなった方達への弔いにもなるのではないでしょうか」と呼びかけている。
サンドウィッチマン、被災地は「まだ大丈夫じゃない」
気仙沼でのロケ中に震災に被災したことでも知られる富澤は、震災から3年が経つタイミングで「当時、最前線を耐え抜いた方々の話は沢山本にもなっています」と綴り、『津波をこえたひまわりさん~小さな連絡船で大島を救った菅原進~』と『家族のもとへ、あなたを帰す~東日本大震災犠牲者約1万9000名、歯科医師たちの身元究明~』の2冊を紹介。
『津波をこえたひまわりさん~』は、気仙沼と大島を行き来する連絡船「ひまわり」を運転していた菅原進さんの体験談で、地震当日に津波が押し寄せる中、救命胴衣も付けずに運転しただけでなく、震災2日後からお金もとらずに運行。生まれたばかりの赤ちゃんを抱いた女性を乗せた際には、「みんなにお願いがあります。この赤ちゃんを優先して乗せてやるけど、ゆるしてほしいんだ。おれは、えらい人も有名人も、みんな同じに乗ってもらいたい。でも、この赤ちゃんは、おれたち大人が守ってやらないと、つぶれてしまうほどふにゃふにゃなんだ。特別あつかいさせてくれ。」と乗客らに呼びかけたエピソードなどが語られており、富澤は「この本は漢字も少なく、子供にも読める本です。学校の図書館などに置いてほしい一冊」としている。
もう一冊の『家族のもとへ、あなたを帰す~』は、膨大な犠牲者が名前を取り戻し、家族のもとに帰ることができた裏側に歯科医師たちの活躍があったことを紹介するもの。さまざまな形の犠牲者を一体一体丁寧に歯科所見をとり続け、身元を明らかにして家族のもとに帰そうとした歯科医師たちの証言が綴られている。さらに、彼らが余震などが続くなか活動できた影には、命がけで守ろうとする福島県警の支えがあったことも伝えている。
富澤は「これも一部ですが、なかなかメディアでは伝えられない、最前線の歯科医師たちの闘いを知ることができます」と明かし、「今後の防災に活かしていくことが、亡くなった方達への弔いにもなるのではないでしょうか」と呼びかけている。
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