Sunday, December 21, 2008

錬成するということ

授業・会議・研究会・忘年会・レクチャーコンサート…その合間に研究、ギリシャ語。その合間に…。師が走る走る。

数ヶ月前に思ったこと。



夏が過ぎていく。時間はあっという間に過ぎていく。お昼寝をさせる、夜、子供を寝かせつけようとする、夜中に子供が泣きだせば再び眠りに落ちるまで抱いている、今度は自分が寝られなくなる…。

子供や家族生活を言い訳の材料にしないようにするためには、これまでのように「数時間かかってようやく集中」というのではダメだ。ごく短時間で集中できるようにならなければ。

短時間でトラップし、シュートに持っていく。そして決める。どんな形であれ決めること。



どんな研究をするにしても、研究対象の手触りというか、それに対して自分がもつ印象を大切にしたいと思っている。

大学論や結婚論は「副専攻」として始めたばかりなのだから、素朴な観点しか持てないのはごく当たり前のことで、それを恥じる必要はない。恥じる必要はないが、自分の現在の力量を客観的に見つめ、実力のなさを認める率直さは必要だ。

素朴な考えしか持てないのに、それを付け焼刃の知識で誤魔化す、これはよくない。大切なのは、自分の素朴さを偽ったり包み隠すことなく、直観を絶えず錬成し、鍛え上げていくことだ。

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