Monday, January 26, 2009

プロデューサーの哲学、哲学のプロデューサー

「彼は最近、哲学者というより、政治家だね」。好んでそう寸評したがる人がいる。自身の「純粋」さを誇示するかのように、それがあたかも守るべき何かであるかのように。


ドゥルーズは『記号と事件』の中で、フランソワ・シャトレについて、こう語っている。

《フランソワ・シャトレのほうは、映画の世界にプロデューサーがいるのと似たような意味で、哲学の「プロデューサー」を自認していました。ほかならぬ映画界に目を向けると、大勢の監督が「プロデュース」と、経営の新しいあり方を確立しようと努めているではありませんか。いかにも舌足らずだったとはいえ、私がとにかく明らかにしたかったのは、哲学のプロデューサーたらんとするシャトレの願いが、シャトレ当人にとっては哲学の代用品などではなく、逆にきわめて独創的で精密な一つの哲学を内に秘めていたということなのです。》(河出文庫、329-330頁)

今年、合田正人さんは法政の院ゼミでシャトレを扱っているようだ。シブすぎる。そういえば、合田さんにはシャトレのようなプロデューサー的なところがある。

プロデュースの哲学を構築する仕方で哲学のプロデューサーたること、それは哲学的に現実に向き合う一つの仕方である。

奨学生、苦しさ訴える 京でデモ 滞納者情報通報に抗議
1月26日10時59分配信 京都新聞

奨学生への支援を訴えてデモ行進する若者たち(京都市下京区)


 景気後退で就職・雇用情勢が悪化するなか、奨学金を返済できない若者らの立場をアピールする街頭活動が25日、京都市中京区などの繁華街で行われた。学生たちがプラカードを掲げて行進し、「滞納者の『ブラックリスト化』反対」「学費を無料に」と訴えた。

 奨学金を貸与している日本学生支援機構が先月、金融機関でつくる個人信用情報機関に滞納者の情報を通報する方針を正式発表したのを受けて、京都市内の学生有志が街頭活動を呼びかけた。通報されると銀行ローンやクレジットカードの利用にも影響する可能性があるため、学生たちは「滞納者のブラックリスト化につながる」と主張。四条河原町付近を行進しながらビラを配った。

 同機構によると滞納者は年々増え、2007年度の未返還額は660億円。街頭活動を呼びかけた京都精華大4年の山田史郎さん(24)は「卒業後に正社員になれればいいが、フリーターや派遣社員では返したくても返せないのが実情。そもそも日本は学費が高すぎる。若者の学ぶ機会を保障すべきだ」と話していた。

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