いろんな人からいろんな反応をいただけて嬉しいかぎりです。ysさんは、『哲学と大学』に関連して、ザルカの雑誌の最新号を教えてくださいました。
Cité, "L'idéologie de l'évaluation", PUF, mars 2009.
特に経済思想や行動理論の専門家(ベルクソンについても論文があります)
Emmanuel Picavet, "Les universités françaises, victimes de l'idéologie de l'"enseignement supérieur""
が興味を惹きます。読んでみたいですね。
「評価」を評価する、と言えば、大学評価学会年報の創刊号を忘れるわけにはいきません。
『「大学評価」を評価する』、大学評価学会、晃洋書房、2005年。大学評価学会のHPはこちら。
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人を評価してばかりではいけませんね。昨日、昨年勤めていた非常勤先の公式アンケート結果が返ってきました。一番高かった(4.6)のが「教員の熱意」「教員の声は聞き取りやすかったですか?」で、「説明の仕方は分かりやすかったか」(4.4)、「受講の意義」(4.3)より下って(笑)。あの崩壊寸前のクラスを立て直すために金八先生を故意に演じたのを理解しろというのも無理な話なのかもしれないけれども。他の項目もほぼすべて4点台前半。
4を切った項目が二つだけあって、
「到達目標の内容が身についたか」(3.8)
「授業の進度と課題を出すタイミングは合致していましたか?」(3.8)
前者は「ねらいや学習目標は理解できたか」(4.4)との落差、
後者は「小テストの実施は授業の理解に役立ちましたか」(4.3)との落差が気にかかる。特に後者に関しては、「宿題の答え合わせを次の時間中にできないことがときどきあったのでなるべく出した次の時間にやってほしいです」という指摘には真摯に答えないといけない。
自由記述欄は、肯定的な意見が5、消極的な意見・提言が2。
・夏学期から授業をもっていただいてたら良かったと思います。大学の授業というより高校の英語の授業みたいな感じでした。
・教科書は分かりにくかったが先生の説明は丁寧でしかも繰り返して下さったのでとても分かりやすく前期から先生だったらよかったのにと思いました。小テストもとても役立ちましたし、メリハリのついた学習ができました。ありがとうございました。
・きつかったです。他科目との兼ね合いを考えると、もう少し課題を少なくしたほうがよかったと思います。
・前期とは違い、とても有意義な授業でした。先生のおかげでフランス語がきらいにならないですみました。ありがとうございました。
・大変だったけど、めっちゃ面白かったです。
・宿題の答え合わせを次の時間中にできないことがときどきあったのでなるべく出した次の時間にやってほしいです。
・みんなのやる気を出させてくれました。
書いてくれたみなさんありがとう。今後の授業に活かします。
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