Sunday, January 16, 2011

パリからトゥールーズへ


パリのシャルル・ドゴール空港には夕方の5時半に到着。国際線、特に長旅の場合、ここからが長い。

まず、少なからぬ手荷物を持ち、入国審査場へ。EUの人々用のゲートと、その他一般のゲートが分かれている。もちろん、非常に混んでいるのは後者。

それが終わると、預けてあった大量の荷物を引き取りに。ここは運もあるが、たいてい自分の荷物がベルトコンベアーに乗って運ばれてくるまでにかなりの時間がかかる。

荷物をすべて持ち、よたよたと出国ゲートへ。ここから緊張感が高まる。油断はできない。空港近くのホテルが、送迎の無料バスを20分ごとに走らせているというので、そこを予約してあった。問題はそのバスがどこに発着するのかを、疲れ切った状態で探し当てること。

ここまでで既に疲れており、おまけに飛行機の中にニット帽と毛糸の手袋を忘れてきたことに気づく。寒がりの私には致命傷。…と思いきや、そんなに寒くない。「ヨーロッパに大寒波襲来!」とさんざん脅されてきたのに。うろうろ、よたよた、ようやく発見して、ホテルへ。シャワーを浴び、倒れるようにベッドへ。

しかし、こういうときというのは、えてして眠れないものだ。体は疲れ切っているのだが、頭も鈍くしびれているような感じだが…。

結局、うやむやのうちに、朝4時半ごろ目を覚ます。昨晩買っておいたパンの残りを少し食べ――日本のコンビニ文化に馴れきった学生は注意!計画的に買っておかないと、あとで痛い目を見ることに…――、6時に送迎バスへ。

CDGはデカイ。歩いて目的地へ行くだけでも一苦労。6時半ごろに手荷物検査を通過…のはずが、なぜかそこでひっかかる。新しく買ったPCケースから"substance"が検知?感知?されたというのである(笑)。ずいぶんfouillerされてから、ダッシュでゲートへ。

ところが、出発時刻を過ぎても飛行機へのバスが出発しない。飛行機に全員が乗り込むと機長が不機嫌そうに「出発時刻が遅れたのはcertains d'entre vousが遅れてきたから」という。もちろん遅刻者もいただろうが、検査が厳しかったせいでもあるのではなかろうか。

ちなみに、検査場の入口に「アメリカ政府の要望により、450ml(だったかな?)以上の印刷用インクは預け荷物でも手荷物でもダメ」と書いてあった。恐るべしアメリカ。

朝早い飛行機を楽しむ(論文に追われていない)機会はそうはないが、今回は写真を撮ってみた。こうして一時間でトゥールーズへ。

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