映像の中で談志の言う通り、「物真似のうまいのは芸がよくなるよ」である。私は談志の狂信的な信奉者ではないので、彼の言葉くらいではそうも思わないのだが、小三治の実演を見て、かなり感心した(1本目の5:43あたりから)。
柳橋、金馬、可楽、どれもうまい(私はもちろんラジオやCDを通じて声やしゃべり口調を知っているだけだが)。
続き。圓生、志ん生もうまい(1:12くらいまで)。
小朝も真似ていた八代目正蔵(いわゆる彦六の正蔵)の真似と言えば、その弟子の林家木久扇(木久蔵)による『彦六伝』が有名だ(彼のほとんど唯一のレパートリーと言ってもいい演目である)。
ちなみに、上方落語篇。小三治、小朝より少し劣るが、吉朝もなかなかうまい(千朝も悪くない)。
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