Saturday, February 04, 2012
[クリップ]岩波書店の「コネ採用」報道に同情してみる
とはいえ、今回の岩波書店の取り組みは、就活界に問題提起したことは間違いありません。応募数がいたずらに肥大化していき、採用担当者も疲弊している実態 がよく伝わったように思います。一見すると公平そうで、水面下で学歴差別を行い、絶対にエントリーシートを読まない大学の学生にもムダな努力をさせてい る、黒い手を使っているよりもよっぽどマシだと思います。楽しいパンフレット、説明会を作り上げ、どうせ採らないのに選考に学生を呼び、楽しいイメージを 植えつけて人気企業ランキングに投票させている企業もあるわけですよ。この仕組まれた嘘っぱちの自由をそろそろ暴くべきです。
小宮山洋子厚生労働相はそういうことも分かって発言してください。
ついでに言うと、日本経済新聞は「日経ン出るって面接で聞かれた」というCMを流していますが、あれはそれこそ厚労省が打ち出している公正選考のガイドラ インに抵触しています。詳しくはこちらをご覧ください。小宮山洋子厚生労働相は岩波書店にツッコミを入れるなら、ちゃんと日経にもツッコミを入れてあげて ください。
この岩波書店の炎上事件が、限りなく透明に近く、納得感のある採用とは何か、議論のキッカケになるといいなと思っております。単に「けしからん」で終わらせてはいけない取り組みと言えますね。
こういう感情的なけしからん論、タテマエをこえたところに納得感のある採用はあるのではないでしょうか。
皆さんはどう思いましたか?
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