まあ、哲学が難しいのは、「言葉」で戦っていかないといけないというところにあるわけだけど…。
和辻に「日本語と哲学の問題」という論文がある。哲学を何語でするかというのはどうでもいい問題ではない。
ただ外国語で哲学すればいいという問題ではないのは確かだとして、だから日本語で書けばいい、という話にもならないのは、言うまでもないことだ。
第2の「SUKIYAKI」なるか、由紀さおりのアルバムが世界でヒット
オリジナル コンフィデンス 11月11日(金)17時1分配信
ピンク・マルティーニの写真と『1969』収録曲一覧
このコラボレーションは、ピンク・マルティーニが3作目のアルバム『Hey Eugene!』で、日本でもCD化されていなかった由紀さおりの「タ・ヤ・タン」をカバーしたことがきっかけ。その曲を聴いたとき、「ようやく新しい世界が始まったんだな、と思ったんです。「上を向いて歩こう」の誕生から半世紀。もうそろそろ日本の歌謡曲が世界から発見されてもいいはずだ、と思い続けて いましたから」と、本作の仕掛け人である音楽プロデューサー・佐藤剛氏は語る。
そもそも、現在世界で注目を集めている日本の文化は、「もともと外国にあったものを日本流に消化したもの」(佐藤氏/以下同)。それは音楽も同様で、海外の影響を受けた日本のポップス、歌謡曲が数多くヒットした年が、アルバムのテーマ「1969年」だった。「ただ真似るだけではなく、アイデア、流行の ビートを海外から取り入れ、日本のものと組み合わせて表現していく。種はあちこちで撒かれてはいたんだけど、それがいっせいに芽を吹き始めたのが69年な んです」。
そして佐藤氏はTHE BOOMの「島唄」の海外でのヒットを経験し、「当時の日本のポップス、歌謡曲と呼ばれている楽曲のうちのいくつかは、絶対に世界に通用するはず」という考えを持つようになる。「海外では「島唄」からビートルズやポリスの匂いを感じる、と言われていたんです。実際に彼らの音楽のルーツはそうで、海外のリスナーは言葉はわからなくてもそのテイストを感じてくれるんですね」。
“アプローチさえ間違わなければ、絶対に世界中に認められるはず”と、様々な仕掛けを行ってくるなかで「タ・ヤ・タン」のカバーに出会い、その考えは確信に変わる。そして、由紀とピンク・マルティーニのコラボが実現することとなった。
「実は由紀さんには以前から「世界を目指しましょう」と言ってたんですよ。彼女の声、歌唱力は世界に通用するレベルですから。僕は「上を向いて歩こう」は なぜ世界で売れたのかということを研究したのですが(岩波書店より著書『上を向いて歩こう』発売)、やっぱりきっかけは坂本九さんの声と判ったんですよ」
ピンク・マルティーニのトーマスも、由紀の透明感あふれる歌声に惹かれてカバーしたそうだ。その世界に通用する歌声、ワールドワイドに活躍するサウンド で世界に挑む。「日本の良い音楽が海外でもヒットする時代がすぐそこまできている。昔だったら情報を得るのは難しかったけど、今はネットで世界中が瞬時につながることができるんだから、大きい夢を持って積極的にトライしていけば、いろんな成功が有り得るんじゃないかと僕は思いますね」。『1969』がその 先導役となることができるか、期待が高まる。
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