Friday, May 08, 2009

宗教改革における結婚論(ルター)

結婚論、パウロの次は、1500年ほど飛んでしまうのだが、前期ですべて終わらせねばならないので、仕方がない。次に重要なモーメントは勿論、「宗教改革」である。手近な本(大学図書館にある本)ばかり読みあさる。

最も役に立ったのは、
日本ルーテル神学大学ルター研究所編『ルターと宗教改革事典』、教文館、1995年の「結婚と家庭」の項(110-113頁)

および
徳善(とくぜん)義和『マルチン・ルター――原典による信仰と思想』、リトン、2004年の「結婚」の項(200-203頁)である。

前者では、ルターの大きな功績は、教会聖職者の独身制の批判と結婚の秘蹟化の批判であったが、他の多くの点では急進的すぎることはなかったと簡潔にまとめられ、後者ではそれが原典で読める。

本来はこちらを読まないといけない。ルターの関係主要著作:
「キリスト教界の改善に関してドイツのキリスト者貴族に与える書」(1520年)、『ルター著作集』第1集第2巻、聖文舎。 「修道誓願について、マルティン・ルター博士の判断』(1521年)、同第4巻。 「ドイツ教団の諸君に、誤った貞潔を避けて、正しい貞潔を選ぶことを勧める」、同第5巻。 「結婚問題について」、同第9巻。

このトピック長くなります。

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