仏学校襲撃事件の容疑者が投降へ、武器も一部放棄=内務相
ロイター 3月21日(水)20時1分配信
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3月21日、仏南西部トゥールーズのユダヤ人学校で教師1人 と子ども3人が殺害された事件で、同国のゲアン内務相は21日、実行犯の男(24)が近く投降すると話していることを明らかにした。写真は現場周辺で撮影 (2012年 ロイター/Jean-Philippe Arles) |
内務相は仏ニュースチャンネルのBFMTVに対し、「男は(現地時間の)午後にも投降すると話している」と語り、犯行に使用したとみられる銃を通信機器と交換したことを明かした。ただ、男は依然としてマシンガンやライフルなど他の武器を所有しているという。
またパリの検察当局者は20日、男が学校襲撃の模様を自ら撮影していたと発表。内務省によると、この事件をめぐっては、別の男1人がすでに逮捕されている。
一方、銃撃で犠牲になった4人の遺体はイスラエルに移送され、同国のエルサレムで21日に埋葬された。
4月22日の大統領選で再選を目指すサルコジ大統領は21日、急きょトゥールーズ入り。社会党のオランド前第1書記、極右・国民戦線のルペン党首ら主な候補も、事件犠牲者の葬儀参列のため現地に向かうなど、事件は大統領選の選挙運動にも影響を及ぼしている。
アパートを急襲した際、警官2人が銃撃を受けて負傷した。男はカラシニコフ自動小銃(AK47)などを所持しているとみられる。
ゲアン内相によると、男は国際テロ組織アルカイダのメンバーで「ムジャヒディン(イスラム戦士)」だと自称。アフガニスタンへの渡航歴があり、AFP通信は警察筋の話として、過去にパキスタンで逮捕されたこともあると報じている。
警察に対し、男はパレスチナの子供たちのあだを討つためユダヤ人学校を狙ったと話している。仏軍のアフガン駐留にも反対しているという。
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